🌿 植物のしくみ
光合成と呼吸のちがい
植物も動物と同じく呼吸をしています。 光合成は昼だけ、 呼吸は一日中。 出入りする気体を整理します。
植物も動物と同じく呼吸をしています。 「昼は光合成、 夜は呼吸」 という単純な対比ではなく、 両方ずっと起きていて、 そのバランスが変わると考えます。
| くらべる項目 | 光合成 | 呼吸 |
|---|---|---|
いつ起きる | 光が当たるときだけ 昼のあいだ | 1日中ずっと 昼も夜も |
場所 | 葉緑体(ようりょくたい) 葉の細胞の中の緑のつぶ | 細胞ぜんぶ 葉緑体がなくても起きる |
取り入れるもの | 水 + 二酸化炭素 水は根から、二酸化炭素は気孔から | 酸素 + 養分 養分=デンプン→糖 |
出すもの | デンプン + 酸素 デンプンは養分、酸素は気孔から放出 | 二酸化炭素 + 水 気孔から放出 |
エネルギー | 光のエネルギーを取り込む 光エネルギー → 化学エネルギー | エネルギーを取り出す 化学エネルギー → 生きるエネルギー |
強さの比較 | 光が強いほど↑ ある一定までは比例して増える | 光の強さに関係なし いつも同じ量 |
💡 気体の出入りの「見かけ」
光合成と呼吸は同時に進むので、 外から観察できる気体の出入りは、 2 つの差し引きで決まります。 強い光のとき (昼) は光合成のほうが多くなり、 見かけ上は酸素を出して二酸化炭素を吸っているように見えます。 弱い光や暗いとき (夜) は呼吸だけが残るので、 酸素を吸って二酸化炭素を出します。 光合成と呼吸の量が等しくなる明るさを補償点 (ほしょうてん) といい、 このときは気体の出入りが見かけ上ありません。
引っかけ
- 「植物は夜は呼吸だけ」 は正しい言い方ですが、 「植物は昼は光合成だけ」 は誤りです。 昼も裏で呼吸は続いています。
- BTB 液は、 二酸化炭素が増えると黄色、 減ると青になります。 水草に光を当てたときは光合成で減るので、 BTB 液は青になります。
- ススキ、 タンポポ、 イネ、 マツのように強い光を必要とするものを陽生植物、 イヌワラビ、 コケ、 アオキのように弱い光でも育つものを陰生植物といいます。
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