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中学受験 生物図鑑
🌿 植物のしくみ

紅葉 vs 黄葉

赤くなるしくみと黄色くなるしくみは別物。 アントシアニンと色素分解の話。

同じ「秋に色が変わる」 でも、 赤と黄ではしくみが違う。
くらべる項目紅葉 (赤くなる)黄葉 (黄色くなる)
赤色
アントシアニンによる
黄色
もとからある黄色色素が見えるようになる
色が変わるしくみ
葉にたまった糖が赤い色素(アントシアニン)を新しくつくる
光合成で作られた糖が枝に運ばれなくなって葉にたまり、 日光があたって赤くなる
緑の色素(クロロフィル)が分解されて、 もとから葉にあった黄色色素が見えてくる
気温が低くなると緑色素が壊れる
色素を新しく作る?
作る (アントシアニン)
作らない (もともとある色が出てくるだけ)
代表例

📷 代表例の写真

黄葉 (黄色くなる)4
📷 画像クレジット (Wikimedia Commons) (8件)
🎯 紅葉が起こる条件

紅葉も黄葉も 落葉樹 で起こります。 秋に葉と枝のあいだに「離層」 という壁ができて、 葉でつくった糖が枝に運ばれなくなる → 葉に糖がたまる、 気温が下がる、 日光があたる、 という条件で赤い色素(アントシアニン)が生まれます。 だから日当たりの良い場所ほどあざやかな紅葉になります。

引っかけポイント
  • 黄葉は色素を 新しく作らない。 もともと葉にあった黄色色素(カロテノイド)が、 緑色素(クロロフィル)の分解で見えてくるだけ。
  • カラマツは裸子植物 なのに落葉する珍しい針葉樹。 例外として頻出。
  • 常緑樹 (ツバキ・スギ・マツなど) は紅葉せず、 一年中緑のまま。 葉は少しずつ古いものから落ちていく。

このページの写真はすべて Wikimedia Commons のクリエイティブ・コモンズ系ライセンス (CC BY / CC BY-SA / CC0 / Public Domain) のものを使用しています。 撮影者名・ライセンス種別・原典へのリンクは ずかん の各種詳細ページに記載しています。

⭐ 中受で問われるポイント

・紅葉=アントシアニン (新しく作られる) ・黄葉=もとから葉にあった黄色色素が見えてくる ・紅葉の代表: カエデ、 サクラ、 ウルシ、 カキ ・黄葉の代表: イチョウ、 カラマツ、 ポプラ、 ケヤキ

⚠️ 引っかけ・誤答ポイント

・黄葉は色素を新しく作らない。 ・カラマツは裸子植物なのに落葉する例外。 ・常緑樹 (ツバキ・スギ・マツ) は紅葉せず、 一年中緑。

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