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中学受験 生物図鑑
🐛 動物のしくみ

幼虫⇔成虫の食べもの

完全変態のこん虫(+トンボ)は、 幼虫と成虫で食べものがまるで違う。 親子で食べものを争わない作戦。

完全変態のこん虫の多くは、 幼虫と成虫で食べものがまるで違います。 同じ場所で親子が食べものをうばい合わないための作戦です。 中学受験では「○○の幼虫は何を食べる?」 と問われやすいので、 幼虫と成虫の姿をセット で覚えてしまうのが早道です。

  • アゲハ(ナミアゲハ)
    完全変態
    幼虫 (イモムシ)
    ミカン科の葉 (ミカン・サンショウ等)(葉の上)
    成虫
    花のみつ(花のまわり)

    アゲハの幼虫は若いうちは鳥のフンに似た茶色、 終齢で緑色になる。 「アオムシ」 はモンシロチョウの幼虫を指すのが通例。

  • カ(蚊)
    完全変態
    幼虫(ボウフラ)
    水中の有機物・プランクトン(水中)
    成虫
    メス=動物の血、 オス=花のみつ(空中)

    幼虫と成虫で「水中→空中」 と暮らす場所まで変わる。

  • シオカラトンボ(トンボのなかま)
    不完全変態
    幼虫(ヤゴ)
    オタマジャクシ・小魚・水中昆虫(水中)
    成虫
    生きた虫(他のチョウ・カなど)(空中)

    トンボは 不完全変態 なのに、 ヤゴ(水中・肉食)から成虫(空中・肉食)へと暮らす場所まで大きく変わる例外。

  • カブトムシ
    完全変態
    幼虫
    くさった葉・朽木(腐葉土)(土の中)
    成虫
    樹液(クヌギ・コナラなど)(木の幹)
🎯 例外: テントウムシは幼虫も成虫もアブラムシ

完全変態でも、 テントウムシは 幼虫も成虫もアブラムシ を食べます。 「食べものが変わる」 は多くの例にあてはまるが、 必ずではないと覚えましょう。

引っかけポイント
  • トンボは不完全変態 だが、 幼虫(ヤゴ)と成虫で食べものが変わる珍しいタイプ。 「変態と食べものの変化」 は別の話。
  • カの幼虫は ボウフラ、 トンボの幼虫は ヤゴ。 名前が固有なので覚える。
  • セミは不完全変態。 幼虫は地中で 木の根の汁 を、 成虫は地上で 木の幹の汁 を吸う。 「同じ汁」 だが場所がちがう。

このページの写真はすべて Wikimedia Commons のクリエイティブ・コモンズ系ライセンス (CC BY / CC BY-SA / CC0 / Public Domain) のものを使用しています。 撮影者名・ライセンス種別・原典へのリンクは ずかん の各種詳細ページに記載しています。

⭐ 中受で問われるポイント

・アゲハ: 幼虫=ミカン科の葉、 成虫=花のみつ ・カ: 幼虫(ボウフラ)=プランクトン、 成虫メス=血 ・トンボ: 幼虫(ヤゴ)=水中生物、 成虫=生きた虫 ・カブトムシ: 幼虫=朽木・腐葉、 成虫=樹液

⚠️ 引っかけ・誤答ポイント

・トンボは不完全変態だが食べものは大きく変わる(例外)。 ・テントウムシは幼虫も成虫もアブラムシを食べる(食べものが変わらない例外)。 ・セミは不完全変態。 幼虫は地中で木の根の汁、 成虫は木の幹の汁。

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