いろいろ(応用) ― 計算・応用編

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試合数・箱への入れ方・部屋分け・倍数のカードなど、入試でよく出る応用問題。「何を選ぶか」を見ぬいて計算します。

Part 1. 例題(解き方)

例 1いろいろ(応用)試合数(リーグ・トーナメント)

10チームが参加するバスケットボールの大会があります。
(1)各チームが他のチームと1試合ずつ行うリーグ戦のとき、全部で何試合行われますか。
(2)トーナメント戦のとき、優勝が決まるまでに全部で何試合行われますか。

(1)リーグ戦は「2チームの組み合わせ」の数だけ試合がある。10×92×145試合
(2)トーナメントは1試合ごとに1チーム負ける。優勝以外の9チームが負ける=9試合。(チーム数−1)
こたえ (1) 45試合 (2) 9試合
例 2いろいろ(応用)箱への入れ方(●と仕切り)

100円硬貨が6枚あります。これを㋐、㋑、㋒の3つのボックスに入れます。
(1)どのボックスにも1枚以上入る入れ方は全部で何通りか、求めなさい。
(2)空のボックスがあってもよいとき、全部で何通りか、求めなさい。

硬貨6枚を●として1列に並べ、2本の仕切りで3つの空間に分ける。左の空間の●は㋐に、真ん中の●は㋑に、右の●は㋒に入れると決める。
 ←㋐1枚・㋑2枚・㋒3枚 の入れ方
(1)どのボックスにも1枚以上 → 仕切りは●と●の間のすき間(↑の5か所)に1本ずつ置く。
5か所のすき間から仕切りを置く2か所を選んで、5×42×110通り
(2)空のボックスがあってもよい → 仕切りを2本続けて置いたり、はしに置いたりしてもよい。
 ←㋑が空
 ←㋐と㋑が空
●6個と仕切り2本を合わせた8個のならぶ場所のうち、どの2か所が仕切りになるかを選んで、8×72×128通り
こたえ (1) 10通り (2) 28通り
例 3いろいろ(応用)部屋分け

A〜Gの7人が、定員5人のルーム①と定員3人のルーム②に分かれます。
(1)7人の分け方は全部で何通りか、求めなさい。
(2)ルーム①に4人、ルーム②に3人が入るとき、A君とB君が同じ部屋になる分け方は全部で何通りか、求めなさい。

(1)定員から、ルーム②は2人か3人。②が2人=7×62×1=21、②が3人=7×6×53×2×1=35。21+35=56通り
(2)A・Bが①…のこり5人から①の2人=5×42×1=10。A・Bが②…のこり5人から②の1人=5。10+5=15通り
こたえ (1) 56通り (2) 15通り
例 4いろいろ(応用)和の偶数・奇数(グループに分ける)

1から10までの数字が書かれたカードが1枚ずつ、全部で10枚あります。この中から2枚を選ぶとき、2枚の数字の和が偶数になる選び方は全部で何通りか、求めなさい。

和が偶数になるのは「偶数+偶数」か「奇数+奇数」のときだけ(偶数+奇数は必ず奇数)。
カードを偶数(2,4,6,8,10)の5枚と、奇数(1,3,5,7,9)の5枚のグループに分けて考える。
偶数から2枚=5×42×1=10通り。奇数から2枚=同じく10通り。
10+10=20通り
こたえ 20通り

Part 2. 練習問題

問112チームが参加する野球大会があります。
(1)各チームが他のチームと1試合ずつ行うリーグ戦のとき、全部で何試合行われますか。
(2)トーナメント戦のとき、優勝が決まるまでに全部で何試合行われますか。
式・計算をかこう
問2A〜Fの6人が、定員4人のルーム①と定員3人のルーム②に分かれます。
(1)6人の分け方は全部で何通りか、求めなさい。
(2)ルーム①に4人、ルーム②に2人が入るとき、A君とB君が同じ部屋になる分け方は全部で何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう
問31台に5人乗れる車がAとBの2台あります。この2台に7人が分かれて乗ります。乗り方は全部で何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう
問4えんぴつが8本あります。これを兄と弟の2人で分けます。
(1)2人とも1本以上もらうとき、分け方は全部で何通りか、求めなさい。
(2)もらわない人がいてもよいとき、全部で何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう
問5みかんが7個あります。これを㋐、㋑、㋒の3つの皿に分けて入れます。
(1)どの皿にも1個以上入る入れ方は全部で何通りか、求めなさい。
(2)空の皿があってもよいとき、全部で何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう
問61から20までの数字が書かれたカードが1枚ずつ、全部で20枚あります。この中から3枚を選びます。
(1)3枚とも3の倍数になる選び方は何通りか、求めなさい。
(2)3枚の数字の和が偶数になる選び方は何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう
問76枚のカード{0,1,2,3,4,5}から3枚を使って3けたの整数をつくります。
(1)整数は全部で何通りできるか、求めなさい。
(2)偶数は何通りか。
(3)3の倍数は何通りか。
(4)5の倍数は何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう
問8ボールが10個あります。これをA、B、Cの3人で分けます。どの人も2個以上もらうとき、分け方は全部で何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう
問91から10までの数字が書かれたカードが1枚ずつ、全部で10枚あります。
(1)この中から8枚を選び、数字の合計が45になる選び方は何通りか、求めなさい。
(2)何枚か選んで合計が45になる選び方は全部で何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう
問107枚のカード{0,1,2,3,4,5,6}から4枚を使って4けたの整数をつくります。
(1)整数は全部で何通りか。
(2)偶数は何通りか。
(3)3の倍数は何通りか。
(4)5の倍数は何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう
問11{0,1,2,3,4}の5種類のカードがそれぞれ3枚ずつあります。この中から3枚を取り出して並べ、3けたの整数をつくります。
(1)9の倍数は何通りか。
(2)4の倍数は何通りか。
(3)3の倍数は何通りか、求めなさい。
式・計算をかこう

こたえ・解説

問1こたえ (1) 66試合 (2) 11試合

12チームが参加する野球大会があります。
(1)各チームが他のチームと1試合ずつ行うリーグ戦のとき、全部で何試合行われますか。
(2)トーナメント戦のとき、優勝が決まるまでに全部で何試合行われますか。

(1)リーグ戦の試合数=12チームから対戦する2チームを選ぶ組み合わせ。12×112×1=66試合。
(2)トーナメントは1試合ごとにちょうど1チームが負ける。優勝チーム以外の11チームが1回ずつ負けるから、12−1=11試合。
問2こたえ (1) 35通り (2) 7通り

A〜Fの6人が、定員4人のルーム①と定員3人のルーム②に分かれます。
(1)6人の分け方は全部で何通りか、求めなさい。
(2)ルーム①に4人、ルーム②に2人が入るとき、A君とB君が同じ部屋になる分け方は全部で何通りか、求めなさい。

(1)②は2人か3人。②2人=6×52×1=15、②3人=6×5×43×2×1=20。15+20=35。
(2)A・Bが①…のこり4人から2人=4×32×1=6。A・Bが②…②は2人なので2人ともA・Bで1通り。6+1=7。
問3こたえ 112通り

1台に5人乗れる車がAとBの2台あります。この2台に7人が分かれて乗ります。乗り方は全部で何通りか、求めなさい。

どちらの車も5人までだから、Aに乗る人数は2人・3人・4人・5人のどれか(のこりは全員B)。
A2人…7人から2人を選んで 7×62×1=21通り。 A3人…7×6×53×2×1=35通り。
A4人…「Bに乗る3人を選ぶ」と考えれば3人のときと同じで35通り。 A5人…「Bの2人を選ぶ」で21通り。
21+35+35+21=112通り。
問4こたえ (1) 7通り (2) 9通り

えんぴつが8本あります。これを兄と弟の2人で分けます。
(1)2人とも1本以上もらうとき、分け方は全部で何通りか、求めなさい。
(2)もらわない人がいてもよいとき、全部で何通りか、求めなさい。

例2と同じ「●と仕切り」で考える。えんぴつ8本を●として1列に並べ、1本の仕切りで左右に分ける(左=兄、右=弟)。
(1)2人とも1本以上 → 仕切りは●と●の間のすき間に置く。すき間は7か所だから、7通り。
(2)もらわない人がいてもよい → 仕切りをはしに置いてもよい。●8個と仕切り1本を合わせた9個のならぶ場所のうち、どこが仕切りかを選んで9通り。
問5こたえ (1) 15通り (2) 36通り

みかんが7個あります。これを㋐、㋑、㋒の3つの皿に分けて入れます。
(1)どの皿にも1個以上入る入れ方は全部で何通りか、求めなさい。
(2)空の皿があってもよいとき、全部で何通りか、求めなさい。

例2と同じ「●と仕切り」。みかん7個を●として1列に並べ、2本の仕切りで3つに分ける(左から㋐・㋑・㋒)。
(1)どの皿にも1個以上 → 仕切りは●と●の間のすき間に1本ずつ。
すき間6か所から2か所を選んで、6×52×1=15通り。
(2)空の皿があってもよい → ●7個と仕切り2本を合わせた9個のならぶ場所のうち、どの2か所が仕切りかを選んで、9×82×1=36通り。
問6こたえ (1) 20通り (2) 570通り

1から20までの数字が書かれたカードが1枚ずつ、全部で20枚あります。この中から3枚を選びます。
(1)3枚とも3の倍数になる選び方は何通りか、求めなさい。
(2)3枚の数字の和が偶数になる選び方は何通りか、求めなさい。

(1)3の倍数は3,6,…,18の6枚。6×5×43×2×1=20。
(2)和が偶数=「偶+偶+偶」か「偶+奇+奇」。偶数・奇数は各10枚。偶3枚=10×9×83×2×1=120、偶1枚と奇2枚=10×10×92×1=10×45=450。120+450=570。
問7こたえ (1) 100通り (2) 52通り (3) 40通り (4) 36通り

6枚のカード{0,1,2,3,4,5}から3枚を使って3けたの整数をつくります。
(1)整数は全部で何通りできるか、求めなさい。
(2)偶数は何通りか。
(3)3の倍数は何通りか。
(4)5の倍数は何通りか、求めなさい。

(1)百の位は0以外の5通り、十の位はのこりの5通り、一の位はのこりの4通り。5×5×4=100。
(2)偶数=一の位が0・2・4。
一の位0…百5×十4=20通り。一の位2…百の位は0と2以外の4通り×十の位のこり4通り=16通り。一の位4も同じく16通り。20+16+16=52。
(3)3の倍数=各位の和が3の倍数。カードを3で割った余りで分けると、余り0={0,3}・余り1={1,4}・余り2={2,5}。3枚の和が3の倍数になるのは余り0・1・2から1枚ずつ選んだときだけで、2×2×2=8組。
{0,1,2}{0,1,5}{0,2,4}{0,4,5}…0をふくむ4組は、並べ方が 3×2×1−2×1=4通りずつ(百の位に0はおけない)。
{1,2,3}{1,3,5}{2,3,4}{3,4,5}…0をふくまない4組は、3×2×1=6通りずつ。
4×4+4×6=16+24=40。
(4)5の倍数=一の位が0か5。一の位0…20通り。一の位5…百の位は0と5以外の4通り×十の位4通り=16通り。20+16=36。
問8こたえ 15通り

ボールが10個あります。これをA、B、Cの3人で分けます。どの人も2個以上もらうとき、分け方は全部で何通りか、求めなさい。

「2個以上」のときは、先に2個ずつ配ってしまうのがコツ。3人に2個ずつ配ると、のこりは 10−6=4個。
のこりの4個は、もらわない人がいてもよい分け方でよいから、例2の(2)と同じ。●4個と仕切り2本を合わせた6個のならぶ場所から仕切りの2か所を選んで、6×52×1=15通り。
問9こたえ (1) 4通り (2) 10通り

1から10までの数字が書かれたカードが1枚ずつ、全部で10枚あります。
(1)この中から8枚を選び、数字の合計が45になる選び方は何通りか、求めなさい。
(2)何枚か選んで合計が45になる選び方は全部で何通りか、求めなさい。

カード全部の合計は 1+2+…+10=55。合計45で選ぶ=のぞくカードの合計が10と考える。
(1)8枚選ぶ=2枚のぞく。合計10になる2枚は (1,9)(2,8)(3,7)(4,6) の4通り。
(2)合計10になるのぞき方を、枚数ごとにすべて書き出す。
1枚…{10}の1通り。 2枚…{1,9}{2,8}{3,7}{4,6}の4通り。
3枚…{1,2,7}{1,3,6}{1,4,5}{2,3,5}の4通り。 4枚…{1,2,3,4}の1通り。
1+4+4+1=10通り。
問10こたえ (1) 720通り (2) 420通り (3) 264通り (4) 220通り

7枚のカード{0,1,2,3,4,5,6}から4枚を使って4けたの整数をつくります。
(1)整数は全部で何通りか。
(2)偶数は何通りか。
(3)3の倍数は何通りか。
(4)5の倍数は何通りか、求めなさい。

(1)千の位は0以外の6通り、あとはのこりから 6×5×4。6×6×5×4=720。
(2)偶数=一の位が0・2・4・6。
一の位0…6×5×4=120通り。一の位2…千の位は0と2以外の5通り、百・十はのこりから5×4=20で、5×20=100通り。一の位4・6も各100通り。120+100×3=420。
(3)3の倍数=各位の和が3の倍数。3で割った余りで分けると、余り0={0,3,6}・余り1={1,4}・余り2={2,5}。和が3の倍数になる4枚の組は、
㋐「余り0から2枚+余り1から1枚+余り2から1枚」…3×22×1×2×2=12組 ㋑「余り1の2枚+余り2の2枚」={1,4,2,5}の1組
で合計13組。0をふくむ組は㋐のうち8組で、並べ方は各 4×3×2×1−3×2×1=18通り。0をふくまない5組は各24通り。
8×18+5×24=144+120=264。
(4)5の倍数=一の位が0か5。一の位0…120通り。一の位5…千の位は0と5以外の5通り×5×4=100通り。120+100=220。
問11こたえ (1) 10通り (2) 32通り (3) 33通り

{0,1,2,3,4}の5種類のカードがそれぞれ3枚ずつあります。この中から3枚を取り出して並べ、3けたの整数をつくります。
(1)9の倍数は何通りか。
(2)4の倍数は何通りか。
(3)3の倍数は何通りか、求めなさい。

同じ数字を2枚・3枚使えることに注意(百の位は0以外)。
(1)9の倍数=各位の和が9の倍数。和はいちばん大きくても4+4+4=12だから、和が9のものだけ。和が9になる3枚の組は {1,4,4}{2,3,4}{3,3,3}。並べ方はそれぞれ3通り・6通り・1通りで、3+6+1=10。
(2)4の倍数=下2けたが4の倍数。0〜4のカードで作れる下2けたは 00・04・12・20・24・32・40・44 の8通り。百の位は1〜4の4通り(同じ数字も使える)だから、8×4=32。
(3)3の倍数=各位の和が3・6・9・12。和ごとに組を書き出して数える。
和3…{0,0,3}は「300」の1通り、{0,1,2}は 6−2=4通り、{1,1,1}は1通りで、計6通り。
和6…{0,2,4}=4通り、{0,3,3}=2通り、{1,1,4}=3通り、{1,2,3}=6通り、{2,2,2}=1通りで、計16通り。
和9…(1)より10通り。 和12…{4,4,4}の1通り。
6+16+10+1=33。
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