速さの文章題は、動くもの同士の関係をつかめば、公式を暗記しなくても解けるようになります。旅人算は向かい合えば速さの和で近づき、同じ向きなら速さの差で追いつくのが基本です。通過算では電車が進む距離に電車の長さも入れて考え、流水算は下りが静水+流れ/上りが静水−流れで速さを直します。時計算は長針と短針の進む速さの差に目をつけるのがコツで、易しいものから順に練習できます。
静水時の速さが時速12km の船が、流れの速さ時速3km の川を下ります。船の速さは時速何km?
川を下るときは、船が自分で進む速さ(静水時)に川の流れが手伝ってくれるので、その分だけ速くなります。ですから下りの速さ=静水+流れで、時速12+3=時速15km になります。反対に上るときは流れにじゃまされて時速12−3=時速9km と遅くなる、と組にして覚えましょう。
1200m 離れた2人が、分速70m と 分速50m で向かい合って出発。出会うのは?
向かい合って進む2人は、1分ごとに2人の速さをたした分だけ近づきます。分速70+50=分速120mで1200mを縮めるので、1200÷120=10分後に出会います。「出会い算は速さの和で割る」と覚えておきましょう。
長さ 100m の電車が 秒速20m で走っています。電柱の前を通過するのに何秒かかる?
電柱のように幅のないものを通過するときは、電車の先頭が電柱に着いてから最後尾がぬけるまで、ちょうど電車の長さ100m分だけ進みます。100÷20=5秒 かかります。橋やトンネルと違い、進む距離は電車の長さだけでよいのがポイントです。
下りが時速20km、上りが時速10km の船。静水時の速さは?
下りは静水+流れ、上りは静水−流れなので、下りと上りの速さをたすと流れが打ち消し合い、静水の速さの2倍になります。よって静水時の速さは(時速20+時速10)÷2=時速15km です。逆に下りと上りの差を2で割ると流れの速さが求められます。
4時ちょうどのとき、時計の長針と短針の間の角度(小さい方)は?
時計の文字ばんは1周360度を12等分しているので、1つの目もりの間は30度です。4時ちょうどは長針が12、短針が4を指し、間は目もり4つ分だから30×4=120度になります。「ちょうどの時刻の角度は30度×時」で求められます。
長さ 80m の電車が 秒速20m で、長さ 220m の橋をわたり始めてからわたり終わるまで何秒かかる?
橋をわたるときは、電車の先頭が橋に入ってから最後尾が橋を出るまで進むので、進む距離は橋の長さに電車の長さも足します。80+220=300mを秒速20mで進むから、300÷20=15秒 です。通過算はこの「電車の長さも入れる」を忘れないことが大事です。
まわり 600m の池を、分速70m と 分速50m の2人が同じ場所から反対向きに出発。出会うのは?
同じ場所から反対向きに出発して池を回ると、2人が進んだ長さの合計がちょうど1周分600mになったときに出会います。近づく速さは分速70+50=分速120mなので、600÷120=5分後 です。向かい合うときは速さの和で考えます。
2時30分のとき、長針と短針の間の角度(小さい方)は?
長針は1分に6度、短針は1分に0.5度進みます。2時30分では、長針は30分で6×30=180度進んで6を指し、短針は2の目もり(60度)から0.5×30=15度進んで75度の位置にいます。間の角度は180−75=105度 です。
問題16問と解答・解説をまとめたA4プリントです。印刷して繰り返し練習できます。個人・家庭での学習用に無料でお使いいただけます。
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